オープニングセレモニーのUETのパフォーマンスはUETの学生さんたちがやっていたらしいです。活力を感じます。 順位表 問題文(ミラーコンテスト) 解説 色々と問題準備を手伝っていました。自分が原案だった問題の記録を書きます。 C問題 (Bit Count Sequence)…
「僕はいま自分が取り組んでいることの価値がよくわからないのです。」 昔とあるプロジェクトにいた時、社内のとある方にこういった相談をしたことがある。そのとき頂いた答えは(実際のものとはあえて違う書き方をするが)こういう感じのものだった。仮に何か…
転職することにしました。 これまでやってきたこと 計算機の先端技術を社会で実用化することを社是とする会社に10年弱勤めていました。働き始めたときは30人程度だったメンバーが気づいたら10倍程度になっていて、会社が始まってから中規模程度の組織へ成長…
ICPC2023横浜大会の準備に関わったので記録を書きます G問題 n 枚のカードが並んでいる。 6面ダイスを振り、出た目を x として、左から x+6k 枚目にあるカード (k=0,1,2,...) をすべて除去するような操作を繰り返す。 最後の1枚になるまで繰り返す。各カード…
ちょっと前までですが Satisfactory というオートメーション系ゲームをずっと遊んでいました。クリア後もやり直したり高難易度 mod 入れたりしてずっと遊んでいたらプレイ時間がいつの間にか600時間を超えていたので、感想としてこのゲームに出てくるパーツ…
ICPCというプログラミングコンテストの予選が今日(といってももう日付変わりましたが)の夕方にありました。50チーム程度が選抜されるようです。 これまでこの大会の準備側の記録はほとんどなかったように思いますが、準備に興味を持つ人を増やす意図もややあ…
前の記事からの続き。田崎先生著の熱力学を読んでいる。相変わらず自分用のメモとしてしか書いていないので、他の人が見て読んでわかるものになっているか定かでない。 前の記事: 熱力学 読書記録 (導入~等温操作、断熱操作) - うどん記 熱をエネルギーの形…
田崎先生著の熱力学を読んでいるのでそのメモ書きを記そうと思う。中身の詳細は本を読んだ方が早いので、大事だと思ったところを書き残していくつもりでいる。飽きたらやめるかもしれない。 www.amazon.co.jp 物質についての知見を取り入れようと思い、少し…
久々に日記を書きます。出遅れましたが前の年の振り返り。題目は「住居」「健康」「仕事」「ボランティア(競プロ)」「本」「ゲーム」の6点です。 住居: 素敵そうな物件があったので買った これまで賃貸マンションで暮らしていたところから引っ越しました。春…
会社で書いていた論文が機械学習トップ国際会議の NeurIPS 2019 に採択されたので12月8日から14日にかけて開催地のバンクーバーに発表のために行っていました。近況報告も兼ねてその様子をメモ書きしてみようと思います。 会場の Vancouver Convention Cente…
2019/06/30 に arXiv にアップロードされた論文である The Ramanujan Machine: Automatically Generated Conjectures on Fundamental Constants を読んだのでその概要をメモしようと思います。 概要 円周率 $\pi$ や自然対数の底 $e$ といった数学の定数を含…
SmoothLife はライフゲームを連続的に拡張したもの。6年くらい前に出て、少し話題になっていたりした。 普通のライフゲーム(復習) ライフゲームでは、無限の広さをもつグリッド盤面で、各セルに生と死のどちらかの状態が割り当てられているものを考える。 セ…
Rust で競プロする話について書こうと思います。ちなみにこの記事は競プロアドベントカレンダーの7日目の記事です。 Rust とは何だったか Rustは速度、安全性、並行性の3つのゴールにフォーカスしたシステムプログラミング言語です。 (公式サイトより引用) M…
ちょうど木曜が祝日で良い感じだったので、金曜と月曜を有給にして5連休を取ったので京都旅行をエンジョイした。以下はローカルな話が多い日記。 1日目 朝は比較的だらだらしていたので、昼過ぎに東京を出発する。駅でいくら丼を買ったので移動中に新幹線で…
「最高落下速度(20G)」かつ「クラシック方式の回転法則」という高難易度環境のテトリスで良い感じに動くゲームAIを作りました。以下はそのデモです。 ソースコードをgithubで公開しています:https://github.com/ir5/tetris20g-ai ゲームのルール テトリスは…
流し読みだとちゃんと分からなかったのでメモ。 準備(AlphaGo) policy network : 盤面とその特徴量を入力として受け取り、各マスに打つ確率を返すニューラルネット。 value network: 盤面とその特徴量を入力として受け取り、その盤面での勝率を返すニューラ…
Rust でなんか書く せっかく Rust がちょっと書けるようになってきたので何か書こうと思い、テトリスの AI を作ってみることにしました。2週間くらいちまちまコード書いてシステムの土台だけ作りました。以下は動作確認のためにCUIで表示&手動操作してるもの…
Rust Book (Second Edition) 続き Rust Book Second Edition を読み終えたので、練習がてら AtCoder で数問解いて遊んでいました。 10章(Generic Types, Traits, and Lifetimes): 内容はタイトルの通り。ジェネリクスとトレイトは C++ とか Java を知ってれ…
最近twitterのアカウントを消してしまって*1 アウトプットする場所が無くなったので、代わりに日記を書いていくことにします。できれば毎週~隔週くらいのペースで。 Rust Book (Second Edition) 読んでる Introduction - The Rust Programming Language Rus…
日記です。先週金曜の話ですが、京都大学情報学研究科の通信情報システム専攻で毎週開かれている談話会で講演をしてきました。講演では機械学習とかディープラーニングとか強化学習の基礎や最近の話を結構カジュアルに話しました。もちろんですが趣味ではな…
モデルフリー系の深層強化学習の手法を用いてスマブラDXのゲームAIを作ったという論文が出ていたので読んだ。以下はそのメモ。 概要 論文URL : https://arxiv.org/abs/1702.06230 著者のグループは github でコードを公開しており、そのデモ動画が twitch や…
最近のドローン事情について知りたくなったのでいろいろ調べていたらこれを見つけたのでとりあえず読んだ. www.amazon.co.jp 概要 昨今はドローン市場が盛り上がっているが,どのような分野でドローンが活用されているのか,または活用されると期待されてい…
ちょっと前に論文読んだので備忘録としてメモしておく. 前置き 本格的なニューラルネットはパラメータ数が多いのでモデルサイズが大きくなってしまうことが多い http://arxiv.org/pdf/1510.00149v3.pdf によると,"For example, the AlexNet Caffemodel is …
働き始めて1年位経ったっぽいので去年度の振り返りでもします. 仕事 PFIに入社していたのですが入社して半年くらいで PFN (Preferred Networks) という新たに立ち上げた関連会社に移籍しました.環境自体はそこまで大きく変わってません. 仕事で表に出せる…
1週間前の出来事ですが「機械学習とその理論」というタイトルで講義しました.大体 PAC 学習の話してます.スライドを公開しているので以下にそのリンクを載せます. 機械学習とその理論 (情報オリンピック2015春合宿講義資料) from irrrrr 今回の講義では,…
ラグランジュ関数は以下のような形をした制約付き最適化問題を解くために導入される有名な手法です. $\min_{x \in D} f_0(x),$ $\mbox{subject to}$ $f_i(x) \le 0$ $(i=1,2,...,m)$ $h_i(x) = 0$ $(i=1,2,...,p)$ ここで,$D \subseteq \mathbb{R}^n$ は目…
先週木曜(2014/8/7)のPFIセミナーで表記のタイトルで発表したので,その資料を公開します. 7月にコペンハーゲンで開かれた理論計算機科学の学会に行ってきたときの話を雑多に書いています.僕が会議に参加した時の発表スライドも公開しています. 余談 本日…
M.Kusumoto, and Y.Yoshida . "Testing Forest-Isomorphism in the Adjacency List Model." ICALP 2014, to appear.修論の成果で投稿した論文が国際会議のICALP2014に採択されました. ICALP(International Colloquium on Automata, Languages and Programmi…
2014年になってからだいぶ経ちましたが2013年の進捗を振り返ろうかと思います. プログラミングコンテスト絡みのことはTopCoder部の方に書いたのでそっちを御覧ください. 卒論の成果をジャーナルに出した Kusumoto Mitsuru, Yuichi Yoshida, and Hiro Ito. …
これは Competitive Programming Advent Calendar Div2013 の 20 日目の記事です.最近点対問題の話をします.最近点対問題は,空間上に点の集合が与えられた時に,その中で最も距離が近いペアを探す問題です.応用としては,何らかのオブジェクトを特徴ベク…