ちょっと前までですが Satisfactory というオートメーション系ゲームをずっと遊んでいました。クリア後もやり直したり高難易度 mod 入れたりしてずっと遊んでいたらプレイ時間がいつの間にか600時間を超えていたので、感想としてこのゲームに出てくるパーツについて思ったことを書いていきます。
以下はネタバレ全開で書いていくので未プレイの方は注意です
Tier 0
鉄鉱石、銅鉱石: オートメーション系ゲームにありがちな露天掘り(と言って良いのかわからないけど…)。資源が無限なのはこのゲームの良いところです
ポータブルマイナー: 鉄板とロッドから作れるとは思えないくらい高性能ですごい
鉄のインゴット、銅のインゴット: 鉱石をそのまま溶かして鉄にしているので不純物いっぱい混ざってそうだがオートメーション系ゲームではそんなこと気にしていたら先に進めないので、気にしない。
鉄板、鉄のロッド: 鉄の基本パーツ。特に言うことはない
ワイヤー: 銅製品… かと思いきやなぜか代替レシピで鉄からも作れる。電気伝導率とか大丈夫なんだろうか
ケーブル: いろんなところで要求される。なんか建てようとしたときに「クソ、ワイヤー足りないやんけ」とよくなる
ねじ: 基本的な産業用パーツっぽい割に意外と出番がない。このゲームのおかげでねじの製造方法を知りました。
強化鉄板: 組み立て機を使う最初のパーツ。生産スピードがやや遅い
バイオマス: 草食動物のごはんみたいな見た目をしてる。ゲーム序盤だけ必要になる。発電機への供給が自動化できればもうちょっと出番があるような気がするが…
ゼノ・ザッパー: 初期武器。スタンガンみたいなものだが火力も連射も足りなすぎてあまりに弱い。。
Tier 1
- コンベヤ分流機、合流機: ブループリントが導入されるまではこれをいちいち一つ一つ置いて機械に分配する必要があって面倒だった。鉄板とケーブルだけからできるとは思えないくらい高性能
Tier 2
銅のシート: 薄べったく加工した銅… これ以上に言うことは何もない
ローター: モーターのうち回転する部分。すでにモーターを必要としそうな建築物がいっぱい出てきてる気がするけど気にしたらいけないのでしょう
モジュラーフレーム: 謎の骨組み。見た目に反して生産にかなり時間がかかるため苦戦ポイントの1つとなる
スマートプレート: 謎の薄べったい金属パーツ。何に使うんだろう?
ジャンプパッド、着地用ジェル: 何の役にも立たない… 誰得?
Tier 3
石炭: 露天掘りの資源。黒いけどテカテカ光ってる。すごく炭素です
鋼鉄のインゴット: 鉄に炭素を入れて強度を増しましたみたいな基本素材。良いパーツです
鋼鉄のパイプ: パイプ状に加工しただけ、それ以上に言うことはない
鋼梁: 建築専用パーツっぽい見た目だがコンベアとして使えてしまう。
多目的フレームワーク: 知的玩具みたいな見た目の変なパーツ。産業用途で役に立つようにはあまり見えないが、とりあえず本社に送り付ける
ゼノ・バッシャー: 強い剣。これがあればエイリアンとの戦闘は大体なんとかなる
パイプライン: 流体はこのゲームの面白さの1つだと思う。揚程の概念はちょっとむずかしい、というか wiki 見るまでよく分からなかった
Tier 4
コンクリート被覆型鋼梁: どう見ても建築専用素材に見えるのだが、やはりコンベアとしても使えてしまう。量産がやや大変
ステーター: モーターの回らない方。モーター以外にも謎用途で使われる
モーター: 動力機関の基本パーツ。ちゃんとローターとステーターを組み合わせて作る構成になってて良い
自動ワイヤー: ステーターにケーブルをぐるぐる巻き付けてできる何か。何の役に立つのかわからないが、とにかく量産して本社に納品している。
ヘビーモジュラーフレーム: 作るのに手間がかかるモジュラーフレームをさらに作るのが大変にしたような素材。相変わらず何に使うのかはよくわからない。今後いろんなところで要求されることになり苦労することになる。モジュラーフレームを5つも要求する割に見た目はモジュラーフレームから大して変わっていない。
ブループリント・デザイナー: Update7 から入った便利機能。使い慣れるまでがやや難しい。生産したいパーツごとにブループリントを作るよりは、機械を並列化に並べてコンベアで繋いだブループリントを作っておくのが便利な使い方な気がする。
Tier 5
石油: 発電にも石油製品にも使える便利素材。このゲームでは石油はそこらへんの地表にそのまま出てきていて、機械はそれを吸い上げているように見える。地底深くを掘ったりはしてなさそう
プラスチック、ゴム: 石油といえばプラスチック、ゴム製品やろ!みたいなノリ?ここに来て副産物という概念が初めて出てくる
重廃油: 副産物だけど紫色でなんかかっこいい?そういう分類の油があるのかと思っていたらどうも Satisfactory 固有の名前らしいです
燃料: 石炭発電に比べて発電量がでかくて良い
合成樹脂: ペレットみたいな素材。副産物だけど適当に sink したりすれば終わる
石油コークス: かなり炭素な見た目をしてる。実在の物質のようですが、なんか奥が深そう。ゲーム内ではあまりお世話になったことがない。ターボ燃料を作るのに便利かもしれない程度だろうか?
基盤回路: コンピュータを作るための部品。こういった基本パーツから組み立てていくのはこのゲームの楽しいところ。現実の回路の構成はさすがにもっと複雑そうだけど樹脂と銅がベースになっているのは概ね間違ってなさそう?
コンピュータ: 製造機が必要となる最初のパーツ。作るのが大変
モジュラーエンジン: 湯たんぽみたいな見た目をしている。これまでの納品パーツに比べるとまだ何のパーツなのかわかりやすい、ような気がする
自律制御ユニット: 炊飯器みたいな見た目をしている。制御用コンピュータらしい。それ以上に言うことはあまり…
Tier 6
カテリウム鉱石: 一応 Tier 6 でスキャナ更新が来るらしいけど、これはゲーム序盤で見つけておかないと電柱Mk.2がアンロックできなくて非常に苦労すると思う
鉄道: 大量・高速輸送の手段ということになっているのですが、土地も電力も食うので使いどころがかなり難しい気がします。未だに使いこなせていません
Tier 7
ボーキサイト: ゲーム終盤の主人公的な存在。アルミなんて世の中いくらでもあるのになんでこんな精錬させるの大変なんだろうと思って歴史を見てみると結構面白かったり。アルミが天然に存在するのは酸化物としてであってこれを還元するのはかなり大変で、アルミが量産できるようになったのはこの100-200年くらいのことらしいのですね。
未加工石英: Tier 7 で一応スキャナがアンロックされるみたいですが、これはゲーム序盤で見つけてブレードランナーをさっさと開放したいところ
アルミナ溶液、アルミのスクラップ、アルミのインゴット: アルミの精錬プロセスで出てくる奴ら、まぁまぁ大変。シリカが副産物として出てくるのは精錬プロセスの大変さを多少リアルにするため?
アルクラッド・アルミニウムシート: なにその長い名前?と思っていたがアルクラッドは実在する素材らしい。ゲームでは主に最速コンベアとして利用することになる。
アルミ筐体: アルミをケース状にしたもの… これ以上言うことはない
無線制御ユニット: 先端部品だが、名前に反してあまり無線通信が必要とは思えない用途でよく使用される
硫黄: これもそこらへんの土地の地表からそのまま採掘する形になっている。現実世界だと火山の火口付近から取れるらしいです。毒ガスが蔓延しているので採掘する人は命がけとか…
硫酸: wikipedia によると硫黄から硫酸を作るには、まず硫黄を酸化して SO2 にして水に反応させることで製造できる、らしい。硫黄自体は水には溶けにくいので、精錬機では途中の化学反応も込めてやっていることになる
バッテリー: アルミのケースに硫酸とアルミな溶液を詰めてできる何か… 現実とはだいぶ乖離してそうな気がする
スーパーコンピュータ: 「スーパーコンピュータはコンピュータの次世代バージョンだ」という説明が大胆すぎる
組立指揮システム: 多分このゲームで作るのに一番手間が掛かるパーツ。最終フェーズで大量生産が必要とされ苦戦することになる。見た目がかっこいい
ヨウ素注入フィルター: 放射線避けとして重要なアイテム。ゲームにヨウ素は登場しないのでクイックワイヤーとアルミ筐体で代用している。しかしクイックワイヤーはともかくとして、アルミ筐体を使うのはかなり謎
ホバーパック: 便利!!
Tier 8
ウラン鉱石: 危険物質なこともあり比較的世界の奥地に存在する。これによって作られる原子力発電所は多大の電力を供給するかわりに処理が困難な放射性廃棄物を無限に生産することになり、今世の電力問題に疑問を投げかける形になっている…?
被覆型ウラン・セル: ウランをちょっと加工したもの… それ以上特に言うことはない
電磁制御棒: 制御棒という名前ではあるけどこの棒自体に制御装置をつける必要はあるのだろうか?
ウラン燃料棒: 原子力発電所の燃料。作るのにめちゃくちゃ時間がかかるため、ちゃんと想定通りのスループットで作れてるかどうか確認するのが大変
ウラン廃棄物: 危険物質。見た目がすでにヤバい。捨てることができない仕様なのが良い。加工して非分裂性ウランにすると多少マシになる
磁界発生装置: 産業用パーツっぽさはあるがプロジェクトパーツなので相変わらず何に使うのかはよくわからない。
窒素ガス: 地中を破砕法で加圧して窒素を回収するということらしいのだが、この惑星の見た目からして窒素は大気中に十分あるのでは?という感じなのでだいぶ謎な感じの回収プロセスになっている
冷却システム: ヒートシンクに窒素ガスを加工してこれになるのだろうか?
溶融モジュラー・フレーム: あの面倒なヘビーモジュラーフレームに窒素ガスを必要とすることでさらに製造が大変になったパーツ。採掘機Mk.3で必要となるためそれなりに量産しておく必要がある
ターボモーター: 「普通のモーターより複雑で強力」というややヤケクソ感のある説明。作るのが非常に大変
熱推進型ロケット:いかにも何かを稼働させそうなパーツを組み合わせてできる機械。見た目がかっこいい
硝酸: 窒素と水をまぜまぜして硝酸ができるみたいな風になっているが冷静に考えてそんな化学反応は起きないので混合機の中でかなり複雑な製造プロセスを行っていることになるのでは?と思って Bing に聞いてみると以下のような回答が得られた
窒素と水から硝酸を製造するプロセスは、アンモニアを製造するハーバー・ボッシュ法で作られたアンモニアに、空気中の酸素を反応させることで生成されます。この反応によって、一酸化窒素と水が生成されます。この一酸化窒素は、再び空気中の酸素と反応して二酸化窒素になります。そして、二酸化窒素は水と反応して硝酸になります
非分裂性ウラン: ウランの同位体で天然ウランの大部分を占めるもの… らしい
プルトニウム・ペレット、被覆型プルトニウム・セル、プルトニウム燃料棒: ウラン廃棄物を加工するとこれになる。とても手間がかかる
プルトニウム廃棄物: プルトニウムを燃料として使っちゃった場合の最終形。絶望的な見た目をしている。とにかく世界の端まで持って行って貯蔵し続ける以外に選択肢は無い。
銅粉: 核パスタの製造のために銅を粉々にした素材。重量がすごそう
圧力変換キューブ: 核パスタを封じ込められるすごいキューブ。しかしなぜ無線制御ユニットが必要なのだろう?
原子核パスタ: 中性子星内部にあるヤバい物質をなんと地上で保管できてしまう。こんなものを何に使うのか謎だがそんなことは気にせず納品するとゲームクリアになる
MAM
鉄筋ガン: 架空の武器。割と手軽に作れる割には強い
AIリミッター: まだコンピュータも作ってない段階で突然AIを制御する機械が出てくる流れがなかなかクールで気に入っています。見た目もカテリウムと銅を組み合わせただけとは思えないくらいちゃんとしている
パワースラッグ: なめくじ探しはこのゲームの醍醐味の1つです
水晶発振器: 実在する産業用パーツであることを知った。本体は円盤ではなくマイクロチップみたいなやつの方。というかこの円盤はなんだろう
エクスプローラ: 長距離移動で重宝する。Update 8 からなんか操作がおかしくなっている気がするがどうなってしまうのだろうか
レーダータワー: 便利、というかこれがないと後半やってられない
黒色火薬: 架空の何かだと思っていたのだが実在する物質らしい。硝石が爆発のためのキーになるらしいのだがそれが含まれないのがやや片手落ちか
無煙火薬: これも実在の物質らしい。現実には黒色火薬を加工して作られるわけではないらしい。石油が材料になっているのはそれなりに現実に即しているとも言える…?
圧縮石炭: 貴重な硫黄を消費する割にあまり役に立たない。石油が有効になるまでの石炭の代替品として使えるかも、くらい?
ターボ燃料: 使ったことはない。燃料発電所でのエネルギー効率が良いので、ゲーム後半で原子力発電所を作らずに、ターボ燃料を主な発電材料にするのは有りかもしれない。
爆砕鉄筋: インチキすぎる火力をしています。製造の手軽さを見ても、コスパ面から最強の武器だと思う
おわりに
Satisfactory は探索とか生産が楽しいのもあるんですが、それぞれのパーツを見ても現実に沿ってるところもあればそうでもないところもあって楽しいと思いました。 あとははやく Update 8 が experimental から main にマージされてほしいです。