1週間前の出来事ですが「機械学習とその理論」というタイトルで講義しました.大体 PAC 学習の話してます.スライドを公開しているので以下にそのリンクを載せます.
今回の講義では,才能がありそうな若い人らを前にどんなことを話せばいいか,テーマ選びに少し悩みました.色々考えた所「プログラミングコンテストの界隈ではあんまり触れられないけどコンピュータサイエンスの研究や実際の応用で重要なことっていっぱいあるしそういうのを伝えるのが大事なのかなぁ」と思い,その中の1つである機械学習のことについて話すことにしました.
機械学習を語るには色んな切り口があると思うのですが,情報オリンピックに参加しているような人ならきっと理論っぽい話が好きなんじゃないかなぁと思い,基本的な理論のモデルである「PAC学習」について話しました.機械学習というと大体統計的な観点から入門することが多いのですが,それだと少し数学の道具の準備とかが大変そうだったため今回は敢えて全く話してません.まぁ本当は準備してる時間がなかったからなんですが. アルゴリズムの話も全くしてないのですが本当はパーセプトロンくらいは話したかったような気がしないでもないです.
ちなみにこの講義はこの合宿のメインイベントではないので,あんまり堅いことばっかりしゃべると聞いてて面白くないだろうなぁと思ったためスライド構成は割とエンターテインメントに走っています.
…どうでもいいんですがマイクロソフトのパワーポイントがクリップアートの提供を終了したせいで画像探しに苦労しました.いちいち自分でライセンス確認しないといけないとか勘弁して欲しい.